配線ダクトの固定方法はTPOに合わせられます

配線ダクトを固定する方法には、いくつかのテクニックがあり、設置場所に合わせて最適に感じる方法を採用することは当然です。

普通の方法ではネジ止めをする方法で、配線ダクトのキットを購入すると付属品でネジが付けられている商品が多い傾向にあります。ネジは完全に固定することができ、外れてしまう可能性が極めて少ないので推奨できる方法ですが、手動では無理な環境では電動ドライバーが必要です。

ネジを使う方法は最も基本とされており、取扱説明書でも多くのケースで紹介されています。壁に対して目立つ穴を空けたくないという環境では、釘に近いピンを活用する方法もテクニックです。ピンは壁用として販売されているものがあり、非常に細いことが特徴です。1か所の穴に対して1つのピンではなく、3つ程度のピンを異なる角度から刺すという方法で上手く配線ダクトを固定できます。ネジもピンも使えない環境下では、設置に困ってしまう方が多いものですが、壁面に設置する際でも他のテクニックは存在します。

超強力両面テープを用いる方法があり、このタイプの両面テープでも幅や厚み、推奨している素材別で販売をしています。例えば壁材が粗面の場合は厚みがあり粗面でも剥離しないタイプを選ぶという方法です。もしも、超強力両面テープでも対応が難しいという環境では、下地を作成するテクニックがあります。例えばアルミ金属板などを購入して、配線ダクトよりも幅を長くして超強力両面テープで先に固定をします。その上でアルミ板に対して配線ダクトを強力接着剤で固定する方法は非常に便利です。要は壁面に対して面積の広いアルミ板などで下地を作ることにより、接着しやすい状態を確保するというテクニックです。