配線ダクトを製造する会社には、株式会社も少なくありません。
このような会社は大手であり安心できると考えている人も多いのですが、近年では株式会社を設立する条件が非常に緩やかになっており、基本的には誰でも設立することができるようになっているため、その信用度を測る基準とはならないのが一般的です。そのため、株式会社が製造しているからといって必ずしもその配線ダクトの品質が高いとは言えない状態となっています。配線ダクトの品質を外見的に示す基準は現在のところ日本ではありません。
海外ではUL規格が存在しており、海外に輸出されるものは基本的にこのUL規格に準拠していないと採用されないことも多いので、非常に厳格な規格となっており、日本国内からも多くの会社がこの規格に準拠して輸出を行っています。その基準は安全性のほか、万が一火災が発生した際の自己消化機能や、信号の干渉を発生しないようにする設計など、多岐にわたっているため、UL規格に準拠している配線ダクトであれば一定の信頼性を得ることができると考えて差し支えありません。
海外に輸出していない会社で、株式会社ではない会社でも配線ダクトの品質が高い会社はたくさんあります。そのためその品質を見極めるには様々な口コミやその他の情報を参考に自分で判断するしかないのが実情です。製造元が株式会社だからといって高い品質を持っているものではないことを理解しておくことが大切です。
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